更新出来る時にして置こうと言う事で、次は5月7日にこれまた母と見た『メディア』について。
場所は文化村シアターコクーン、エウリピデス原作のギリシア悲劇。
演出は蜷川幸雄、出演は大竹しのぶと生瀬勝久…他。
もうその時点で物凄い期待に胸を膨らませて、ちょうど血の起源を見た直後でテンションも高く、
(バイトをとっとと終わらせ)意気揚々とシアターコクーンへ。
<12/28やっと続き更新します>
思う。
「期待しすぎた」んだって。
舞台装置について。
「血の起源」に引き続き(?)こちらも水を使った舞台。
一面蓮の花(かなり大きい、人の胸くらいまではある)が咲いている水辺(人の膝位の水位)が、
舞台の前半分以上を占め、上下には水路といった感じのはけ口。
実際に船にのって登場する人物も居ました。
奥に行くに連れ、船着場、階段、かなり高いところに木製っぽいドア。
一幕芝居…と言っていいのかは分からないのですけれども、ここで始終話が展開します。
まず一番最初に、蓮の花と水面にぱーっと白い照明が当たって紗幕が上がるのですが
それが物凄く美しくて…感動しました。
でも、そこが一番の感動ポイントでした。
照明音響について。
上記の最初の場面の美しさは本当に素敵でしたが、
基本的には自然光といった風にそつない感じでした。
音響…は記憶にまったくないです、ほぼなかったのかも。
衣装について。
メディアの真っ赤なドレスと、コロス(コーラス)の赤、紅、朱の布は非常に鮮やかでキレイでした。
それ以外はまぁこれといって印象にはないです。
馬の着ぐるみがかなり上手く出来ていて、足見るまでは分からなかったのは凄いなぁ。
さて、そんな訳で全体の感想ですが。
正直、「微妙」でした。
分かりやすい原因としては、動きの機械機械したドラゴンと、
最後に搬入口が開いて外の風景を見せるという演出と、
コロスの叫びまくりと、
子供の演技力不足…だと思います。
でもそれだけじゃないのです、全体的に…だったので。
私には合わなかった。
というだけの話です、きっと。
あくまでも私個人の意見ですので…。
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