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12月9日にロイヤル・シェイクスピア・カンパニーの「夏の夜の夢」の初日を
池袋の芸術劇場の中ホールで見て参りました。
しょっちゅう前を通る割に、中ホールに入ったのは初めてでどきどきしました。
中でこのサイズか!と。

雑誌で広告を読んで、ずっと前から楽しみにしていました。
なんていってもロイヤルだし!と。
でも、前も期待しすぎて失敗した(メディア参照)ことがあるので…こちらもそうでした。
期待しすぎました、色々。

まず、言語が英語で音声ガイドを借りて見るという状況が…!
すぐに分かりそうな物ですが、劇場に着くまで言葉の壁をまったく考えていませんでした。
WE WILL ROCK YOU(コマ劇場)の時のように、字幕が出るんだと思っていたのです。
それが一番ネックでした。
言葉がわからないってのはまだいいです(自分のせいなので)。
音声ガイドで流れてくる日本語とかみ合ってないのです。
セリフのタイミングが!セリフの感情が!セリフのテンポが!ていうか全てが!
全ての会話を一人の声で聞くというのも辛かったです、女性の声で…声色かえても…朗読劇…。
そして何よりも、舞台上で行われている芝居はかなり現代風になっており、
若い役者さんたちが、声を張り上げてやっている…のに、
ガイドから聞こえてくるのが…どうにも古臭い訳に聞こえてしまって。
それでもガイドを使わないと、原作を読んだのが昔過ぎて
細かなニュアンスがとれない自分の英語力をとても悔しく思いました…。

ただ、コメディのはずなのに笑えなかったというのはそれだけじゃないと思います。
実際、英語を母語としていそうな方々を多数見受けましたが、
声を出して笑っている人などほとんどいませんでした。
チラシ見れば分かるようににロバに変えられた男(ボトムでしたか)が
スーパーの買い物カートに乗っていたりと、変わった演出が取り上げられていたのですが…。

色々やっていたのですけれども、ちょっと奇をてらおうとし過ぎてるかなぁ。
シェイクスピアの本場としては演出方法だって色んな物が出尽くしているだろうし、
ある程度はしょうがない事だと思うのですが…。
母曰く「下品」、私はそれ程感じませんでしたが、まぁ確かに若者っぽい下品さかもしれません。
話の内容的にしょうがない気もしますけど。
なんにしてもメリハリがなく、まとまりもなかったので、疲れました。
役者は怒鳴ってる、がなっているって感じだし。

でも舞台装置は素敵でした。
森はゴミ捨て場に変えられていましたが、雰囲気が良かったし、
球形と思われる大きな月が上空に浮かんでいて、糸で吊られていたので
時間の流れによって位置が変化して照明のあたる位置も変わり、満ち欠けが見えたのが素敵でした。
あ、インド人の子供や、妖精達は人形(日本の文楽を意識したそう)で、
動きが妙にリアルで少々気持ち悪かったかな。

そんな感じでした。
期待し過ぎは良くないですね。

 
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