TPS(T演劇研究所)卒業公演、3月25日 17時~ かながわ女性センター
後輩とか色んな知人が出ていたので、見てきました。
ちょうど少し前にRSCの夏の夜の夢を見て、良くないこと書いた後だったので、
まぁそれよりは言葉が分かる分だけ面白いと良いなと。
淡い期待は持っていたのですが。
…いまいちでした。
戯曲読んで笑えるのに、芝居見て笑えないって辛いですね。
早く大笑いできる夏の夜の夢に出会いたいです…映画は結構笑えたのに。
時間は細かいところが色々と削られて、1時間半だったのですが
それでも見ていて長くてどうしようかと思いました。
あるべき間がなく、ないべき間があり…。
舞台装置
は、県立の建物のホールなので舞台があって、
その奥に人の背くらいの高さの石垣?土手みたいなのが袖幕~袖幕まで。
後ろは少し空いてるみたいでした、ホリゾントがあって。
で、何本か背の高い木。
これはつくり的には好きでした、長い板をランダムに貼り付けて円柱状にした感じで、
葉もついていて、人が押して移動出来るという。
後は椅子が出たり。
照明
森のシーンほとんど明るすぎる位明るくて、「夜の夢」なのになぁという感じ。
雰囲気出てない。
役者が多いし、広い舞台だからしょうがないのかしら。
ホリゾントライト+αがかなりもったいない。
適当に綺麗な色にして雲流したり、花をくるくる回したり…効果薄いなぁ。
使いまわし過ぎるのも気になりました。
音響
私の趣味に全く合いませんでした。
なんで?と思う選曲と音量。
一番気になったのは「姫神」(曲名は分からないけど)…あの流れで…。
役者の声が音響で消されてしまっていました。
衣装
寄せ集め感ありすぎるし、変なテロテロした素材気持ち悪いです。
これも趣味に全く合いませんでした。
時代とか場所とか、雰囲気とか…ごちゃごちゃ。
ロックな女王様が一番格好良かったけれど、自前だそうなのでそれはおいておきます。
一番最初の公爵とヒポリタがいちゃついてるところの、
回転木馬の演出と衣装(ほっかむり)と、
妖精達の上下黒で紐を巻きつけるとかのアレンジは嫌いじゃなかった。
なんでパックだけアジアだったんだろう?
宣伝美術とか制作は今回は特に。
難しい詩の台詞をなくしてしまう&メロディーつけちゃうってのは、
悪くないとは思うのですが、歌にしたことで伝わり辛くはなっているかな。
なくしてない台詞がかなり浮くのが…役者さんが突然固くなるし。
あ、愛の言葉を話す青年達が軒並み、浮いてました。
一生懸命さで随分救われました…。
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