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wowowで放送されたのを見た後、戯曲を読みました。
野田作品は生で見たことがなく、前に「オイル」をやはりwowowで見たのと、
「回転人魚」読んだ事が有る位…なので、まぁたいしたことは言えませんが…。

なんとなく、役者さんのテンションが常に上がりきっている感じで、
がなり立てる台詞の言い方に疲れてしまいました。
特に野田氏の演技がどうも苦手で…。
彼が出るだけで、見てる私が疲れると言う…。
松たか子さんもなんとなく、いつ見ても芝居が同じに見えるし…。

と、「オイル」同様、否定的に見ていたのですが。

今回かなり好きでした。
話とか、台詞とか…幕末物なので、ドラマティックだし台詞もいいのが多くて。
普段は途中で入るネタがあんまり好きじゃないのですが、それも気にならず。

後、舞台装置とその使い方が格好良かった!
画面越しなので、正確なところはわかりませんが
四角い舞台で周り、前と後ろかな?に客席があって。
スロープと階段が舞台の四辺を囲んでいて。
扉や壁の代わりになる棒が何本かと、椅子というシンプルな舞台装置。

そう布類の使い方が面白かったのです。
真中に白い幕を垂らして、
シルエットを見せる(反対の席の人にはシルエットじゃないけど)とか、
場面転換としても使われていたし、最後のシーンでは緩衝材(ビニールのプチプチ)が良い効果に。

それに付随して照明が綺麗で。
暗転が効果的で…。
音響も。

今回本当にがつんと来る良いシーンが多かった気がします。
なので、その後本で内容確認してみました。

がなりたてる台詞の言い方に疲れたといいつつ、
本で読んでみるとかなりの台詞を覚えていることに気付きました。
それだけ体に入ってきたってことかなと…リズムとかがいいのかも。
それと、言葉遊びがやり過ぎてなくて丁度良かった。
オイルもですが、回転人魚が言葉で遊びすぎてて良く分からなかったので。

戯曲は初演のものなので、台詞変わってましたね。

個人的に(あ、ネタばれします)
才谷と英の会話で、戯曲では
英「人殺しを抱きしめる気持ちってどう」
才谷「人殺しって、あったかいんだなぁ」
ていうのが
英「人殺しを抱きしめる気持ちってどう」
才谷「…たまらん」
になってたのが、かなり堪らなかった。
いい!古田新いい!と興奮しました。

古田新はとにかく格好良かった~。
松たか子も凛として美しかったです。
台詞の言い方はあんまり好きじゃなかったけど。
でも、「今ほど強く正しいと思ったことはないわ!」という英の台詞と、
その後の号泣はぐっと来ました。

と言うわけでなんだかんだと、楽しんで見ました。
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