中野あくとれにて、4月16日18時~はぶ談戯の芝居見てきました。
公式サイトはwww.hub-web.jp/
役者さん10人中知り合いが4人…と微妙に身内寄り劇団でして、今回で4回目。
個人的には今までで1番心が動きました…1番良かったと思う。
さて、
舞台装置、衣装ほぼ全部白と黒で統一。
お葬式のシーンのみ、黒が入る感じで(喪服、くじら幕)
ひとつだけ赤色の花が使われているのが、アクセントになって…。
左右対称のちょっとくしゃっとした幕で囲まれた四角い舞台。
はけ口はセンター奥、上手奥、上手面、下手奥、下手面。
奥は少し段になっていて、あとは真四角の箱が六つ。
くじら幕は、白い舞台の所に黒い帯が垂れる簡単な仕掛けらしいのですが、
暗転中に音も静かにぱっと変わるので、ちょっと驚きました。
とにかく白いので青白い照明、セピアっぽい照明など映えて美しうございました。
シンプルですけど、綺麗に作られていたので良かったと思います。
衣装はそんな訳で白と、喪服。
男女ともにベースはスーツ系で、女性はパンツ+スカート。
ちょっと上下で白は白でも違いが目立つ人がいたので、それはちょっと残念。
照明は…特筆事項はないかしら。
むらなく綺麗な印象。
音響がちょっと面白かった!
タイミングとか。
宣伝美術…普通。
パンフが偉く寂しかった。
制作…普通。
ただ、劇場の性質上これは仕方がないのかもしれないけど、
開場時間過ぎているのにも関わらず寒空の下に客をおいておくのは…どうでしょう。
とりあえず一言はあったけど、開場時間は守らないと…。
きっと制作さんのせいだけじゃないのでしょうが。
内容は生、死、性、精子…がテーマのようで。
小さな「せいし」にまつわるエピソードやらが、最後の最後に一つの話に繋がり、
一つの「せいし」の話になるという構成でした。
小さなエピソード同士のつなぎに、簡単な(難易度が低いのではない)
踊り的な動きが入って、それで変わるのです。
しっかりと前からの流れとテンポを損ねることなく行われていたので、
気持ちが切れずに、集中できました。
話自体に目新しいことはない…物凄くびっくりする仕掛けがある訳でもなかったし。
最初の言葉遊び?みたいな所はたどたどしいし、
必要性が余り感じられなくて、微妙だったし。
死後の世界のイメージもどっかで見た事がある感じだし。
精子と卵子の攻防戦(?)は松尾スズキ&大竹しのぶの「蛇よ!」で面白いの見ちゃったし。
殺し屋…は設定としてかなり浮いていたと思うし。
死がかなり軽く見えたのも確かだし。
の割に恋人の死→死にたいのに死ねないとかの流れは大層重かったし。
最後の駄目男(役名)の長い独白はいまいち、意味深な様な内容無いようなで「?」だったし。
と…突込みどころは多々あれども…なんか良かった。
流れ・テンポが良かったことが1番の勝因の気がします。
ぐっと惹きつけられて、長過ぎない(一時間半)時間で最後に向かってどんと。
ちょいちょい涙目だったし見終わった後、結構感動していたらしくて、動悸・手の振るえが。
…でも体調悪かったのもあるみたいです、思い返すと。
朝から食べ物らしい食べ物食べてなくて、塩分ほとんど取ってなかったし。
…あはは。
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