06/12/17 劇団おいおい卒業公演「Funeral」 吉祥寺櫂スタジオにて、見て来ました。
18:00(寸劇前説があったので、実質18:10)〜20:00。
気分的には身内みたいなモン、のおいおいの芝居でした。
なかなか客観的には見れませんなぁ。
舞台装置がかなりシンプル。
丸テーブル、籐椅子2脚、以上。
で、段差のないフラットな舞台で広々。
客席の一段目の床からそのまま繋がっている。
照明、暗転がキレイだった。
吊り方、使い方に関しては、ちょっと?って感じだった。
でもまぁ気になる程じゃないっていうか、正直ハッキリは覚えていない。
音響。
基本なし。
客入れは「青春」「卒業」って感じのjポップ。
そして…そして…うわああああ。
幕開けは、御葬式(funeral)に行く前の待ち合わせ場所。
1人ずつ入ってくる男達。
葬式に行く前だというのにテンション高い、学生時代の友達って感じ。
そのうち1人が形見分けとして、貰ったものの中に自分の腕時計を見つける。
その人は腕時計を貰い、話は過去へ。
潰れそうな演劇サークル、部室棟を取り壊そうとする新しい学生部長との戦い…。
もうね。
私が「やってしまった」と思う題材のひとつなんですよ。
学生演劇団体が、学生演劇団体を描くってことが。
だって、高校演劇でもどこでもやり尽くされているから。私もやったし。
そんでまた「大人」と「若者」という構図。
何より、照れてしまう。
恥ずかしい。
でも、今回は違った。
暑苦しくて、こっ恥ずかしくて、ぐっだぐだで、格好わるくて。
それが、どうしようもなく愛おしかった。
そして、それを役者がちゃんと斜に構えず、恥ずかしがらずに、直球でぶつけてくる。
汗だくで楽しそうに力一杯ぶつけてくる。
臭くなり過ぎない、笑いの入り方も好ましく…
もうガッチリ、ストライクに入ってしまった。
馬鹿馬鹿しさに笑い、微笑み、最後には目頭が熱くなった。
大学4年生の私の今の状況、
弱小でいつも存亡の危機に曝されていた中高の演劇部のこと、
色々思い出して、色々考えた。
結局、その青臭い情景を過去のものとして捕らえたから、恥ずかしくなかったのかも知れない。
「こんなことあったなぁ」と大人の目で見てしまったのかも知れない。
ノスタルジーかもしれない。
それでも、それでも。
良かったと思います。
しかし、話の要素に死を入れてしまうのは…難しいなと思いました。
それだけでドラマになるから。
努力して努力してそれでも駄目かも知れない。
でも何もしないでその結末を迎えるよりずっと良い。
と、劇中で女の子が言います。
彼女が、実は(と言う程かくされてはいない)お葬式のその張本人な訳ですが。
彼女のその言葉によって、主人公は大人を退け、ガキである自分を認めるのに。
主人公は結局、彼女への想いを伝えられなかった訳で。
なんともなぁ…。
やり切れない気持ちがちょっと残ります。
や、でも最後のシーン好きだったんで、抜かせない要素なんだろうなとは思うんですけど。
18:00(寸劇前説があったので、実質18:10)〜20:00。
気分的には身内みたいなモン、のおいおいの芝居でした。
なかなか客観的には見れませんなぁ。
舞台装置がかなりシンプル。
丸テーブル、籐椅子2脚、以上。
で、段差のないフラットな舞台で広々。
客席の一段目の床からそのまま繋がっている。
照明、暗転がキレイだった。
吊り方、使い方に関しては、ちょっと?って感じだった。
でもまぁ気になる程じゃないっていうか、正直ハッキリは覚えていない。
音響。
基本なし。
客入れは「青春」「卒業」って感じのjポップ。
そして…そして…うわああああ。
幕開けは、御葬式(funeral)に行く前の待ち合わせ場所。
1人ずつ入ってくる男達。
葬式に行く前だというのにテンション高い、学生時代の友達って感じ。
そのうち1人が形見分けとして、貰ったものの中に自分の腕時計を見つける。
その人は腕時計を貰い、話は過去へ。
潰れそうな演劇サークル、部室棟を取り壊そうとする新しい学生部長との戦い…。
もうね。
私が「やってしまった」と思う題材のひとつなんですよ。
学生演劇団体が、学生演劇団体を描くってことが。
だって、高校演劇でもどこでもやり尽くされているから。私もやったし。
そんでまた「大人」と「若者」という構図。
何より、照れてしまう。
恥ずかしい。
でも、今回は違った。
暑苦しくて、こっ恥ずかしくて、ぐっだぐだで、格好わるくて。
それが、どうしようもなく愛おしかった。
そして、それを役者がちゃんと斜に構えず、恥ずかしがらずに、直球でぶつけてくる。
汗だくで楽しそうに力一杯ぶつけてくる。
臭くなり過ぎない、笑いの入り方も好ましく…
もうガッチリ、ストライクに入ってしまった。
馬鹿馬鹿しさに笑い、微笑み、最後には目頭が熱くなった。
大学4年生の私の今の状況、
弱小でいつも存亡の危機に曝されていた中高の演劇部のこと、
色々思い出して、色々考えた。
結局、その青臭い情景を過去のものとして捕らえたから、恥ずかしくなかったのかも知れない。
「こんなことあったなぁ」と大人の目で見てしまったのかも知れない。
ノスタルジーかもしれない。
それでも、それでも。
良かったと思います。
しかし、話の要素に死を入れてしまうのは…難しいなと思いました。
それだけでドラマになるから。
努力して努力してそれでも駄目かも知れない。
でも何もしないでその結末を迎えるよりずっと良い。
と、劇中で女の子が言います。
彼女が、実は(と言う程かくされてはいない)お葬式のその張本人な訳ですが。
彼女のその言葉によって、主人公は大人を退け、ガキである自分を認めるのに。
主人公は結局、彼女への想いを伝えられなかった訳で。
なんともなぁ…。
やり切れない気持ちがちょっと残ります。
や、でも最後のシーン好きだったんで、抜かせない要素なんだろうなとは思うんですけど。
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