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2007年3月23日、タイニィアリスにてサーカス劇団「ファントム」見てきました。
前にチラシ作った関係で知り合った方が出てまして。


「2002年3月。真夜中。
スケッチブックを抱えて東京を彷徨う少女アザミは、
廃校になった小学校で、ポルノ監督の九条と出逢う。
九条の撮るポルノは、火傷のある女しか出演しない奇怪な作品だった。
25年前のある日から、その身体に「もうひとつの現代」を溶接された九条は、
運命の記憶をアザミに語りつつ、荒れ狂うような異常な速度で「もうひとつの現代」を突き進んでゆく――」

劇団公式ウェブサイトから引用。
…という話だったらしい。

廃校の一室が舞台で、椅子と机がちょっと置いてある。
音響は全体的に同じ様な雰囲気の曲がずっと流れている。
場合によっては同じ曲が…。
照明は…「いい話」になると変わるみたいな。

内容は横浜米軍機墜落事件(1977年9月27日に発生した航空事故)を軸にしたフィクションで、
「語れば語るほど本質から遠ざかる」とか
「知った気になるな」
とかそういうメッセージは重要だと思ったし、描き方も嫌いじゃなかったし、
チケット売ってくださった方は中々に美味しい役を、体当たりで演じてて良かったです。

ただ。
ただ。
同じ内容の長台詞が数回あるだけでなく、
出演者の半分に長台詞があって、
しかもそれらの長台詞のたびに、同じタイミングで同じ曲が入り、照明が変わる…

失礼ながら。
え、テンドン?
笑わせようとしている?
と、思ってしまいました。

主役を定めない作りという事なんでしょうが、
せめて違う見せ方、曲、タイミング…と考えてしまったのは私だけなのでしょうか…。

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