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2008/11/2
母校にて出身サークル、11月公演
「舳艫(じくろ)に立つる君が純友(すみとも)」を見てきました。

内容を自分では説明し切れんので、公式サイトより。

「時に平安時代前期、すなわち醍醐帝の世の治めと覚ゆれ。
都に暗躍す妖魔・祟りの影、迷信にすがる人々の合間を漂い、
藤原純友は船を何処へ走らせん。

22人の出演者の歌と駆け抜ける言葉の波。
総勢53人のメンバーが紡ぎだすこの舞台。
果て。海を越ゆるは 人か、魚か、伝説か
 いざここ飛び込み、ご覧ぜられい。」


はい。
と、言うことです!
(投げやり)
時代ものファンタジーでした。
2時間15分。

えっと、とにかく人が沢山関わっていましたよ。
で、きっととても大変だったと思いますよ。
…。
うーんと。
…。
すいません、酷評を書きます。
好みじゃなさ過ぎた。
好みの問題なので、かなり偏ります。







スタッフは相変わらず、いい仕事してた。
でも今回は、衣装が一人勝ちだったなぁ。
舞台、照明、音響、スライド、制作、勿論丁寧でよかったのだけど。
衣装は本当にレベル高いわ。
頑張った。
あ、後舞台美術の小道具も偉い。
とにかく、お疲れって感じだった。


しかし、もう最初から最後まで「退屈」だった。
オープニング見た瞬間から、どうしようと思った。

このブログでは何度か書いてますが、
私はちゃんとしたミュージカルでもないのに、
オープニングで「下手に」歌ったり踊ったりされるのが
大嫌いです。
本当に「教えられる程」上手く歌える人間、
本当に「振付けられる程」踊れる人間が居ないなら、
(いや居ると思ってやっているんだろうけど、
あのレベルじゃ正直見られたもんじゃない)
エセミュージカルなんてやってはいけない、と思っています。
それを補う程の練習をして、見せてくれるならともかく。
やられた瞬間にすぅっと心が引いてしまうのです。


次に、大変苦手な「シリアスな話に無理やりネタを入れる」。
これもばっちり入ってました。
出来ないこと…やるんじゃない…!
と怒りがこみ上げてくる。
流れはぶち壊すし、場は冷えるし、どうしようもない。
それを切る勇気も必要なんじゃないのかなと思ってしまう。


大体、役者の質とあってない台本だと思った。
上手い下手の話じゃなくて。
脚本が難しい(≒高度だ)ということでもなくて。
あの役者陣にこの芝居は似合わないというか。


---------------------------------------------------
えっと、なんか大変に怒っていたんですけど昨日。
今は大丈夫になったので、続き?書きますね。
---------------------------------------------------

「言葉」を操れない役者に、
言葉の比重の重い芝居はきついだろうと思う。


日常を描こうとするならまだしも、
今回の台詞の多くは

あくまで「饒舌」に、
「芝居がかって」、
「仰々しい」
「現代語+古文っぽい言葉+学術的用語(心理学?)が交じり合った」、

というもの…コーラスもかなり有ったし。

あの位の発声・滑舌と練習量(は詳しくは知らんけど)では、
きついものがある。
余りにも客席に伝わる情報が少なすぎる。
そして、言葉を言うことに一杯一杯になった役者が、
「見れたもの」になる筈がない。

いや、そこそこ出来ている役者もいるんだけどさ。


「台詞を言うこと=演技」ではない、と私は散々思ってきている訳で。
(勿論自分もすぐそうなってしまう未熟者だし…)
ただでさえそうなのに、
ああいう難しい(言いづらい)台詞ばっかりだと、
本当に言葉で観客を翻弄させるつもりが、
役者が言葉に翻弄されちゃってる感じで。

良くない、良くないよ!

せっかく色々面白そうな役者が
活かしきれてない様に感じちゃうんだよなぁ…。
もっと伸び伸びやったほうが良いんじゃないかなぁ。

なんだか、凄く残念なのでした。




いや、挑戦する事は勿論大事だし、
自分達の劇研時代だって!と言われれば反論はできないんだけど。
そしてお前そんなに偉そうなこと言って!と言われたら、
貝になりたくなるし…。


あ、ちなみにストーリーとか演出とか結構凄いと思います。
やりようによっては、かなり私好みになりそうな。
ちょっと詰め込みすぎだけど。
要所要所、「お!」と思える鳥肌スポットありましたしね。
今回の作演の子の、前作と構造が一緒だったのは、
時代を経ても変わらない人間の業とかを感じさせて、
嫌いじゃなかったし。
人魚姫とのコラボもそれなりによかったし。

…きっと演出の理想が高過ぎるんだ…と思ったりした。


思ったことつらつら書きました。
こんな感じ。
細かいことはもっとあるけど、とりあえず。
思い出したらまた書きます。




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