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本日は観劇の感想ではなくて、読書の感想になります。
一昨日読んだ戯曲、演劇集団キャラメルボックスの「ナツヤスミ語辞典 21世紀版」です。

正直な話、私はキャラメルの舞台を生で見たことが一回も有りません。
ずっとずっと気になっていて、でも見る機会が全く訪れないまま
テレビで一度「俺達は志士じゃない」を見ただけです。
どんな芝居をやるのかとか、どのくらいの知名度が有るのか
などの知識を得たのは、大学に入って演劇団体に所属してからでしたし。
かなり興味を持つのが遅かった…と思う日々です。
思えば、初めて名前を知ったのは図書館で「銀河旋律」の本を借りた時で、
中高一貫校の弱小演劇部にいた私は、どうにかこれをやれないかと頭をひねったものでした。
美しくて、はかなくて、なんともきゅんとして。
主役の柿本氏の台詞を音読しては、この役がやりたいと思ったものでした。
そんな思い出を胸に抱き、しかしそろそろ忘れかけていた頃、
ふと図書館に行ったら見つけたのが今回読んだ「ナツヤスミ語~」でした。

さてやっと本題に入りますね。
例によって内容は説明しません。
ネタばれ…は気にしなくても良いと思いますが、いかんせん文章力がないので。


一読して、「今ならまだやれるな」「やりたいな」と思いました。
良い意味でも悪い意味でも「若い」芝居だなという感じ。
それは主人公が女子中学生であるというだけではなく、
なんとも私には説明が出来ないのですけれども、テーマとか構成とか…なのかな。
『高校演劇の子はまずキャラメルボックスに出会うんだ』
という友人の言葉を思い出し、妙に納得してしまいました。
とても高校演劇的な芝居だと思いました、少なくとも戯曲の上では。
これにどう演出が、音響が、照明が、役者の演技が絡むのかにもよりますけどね。

で、この若い芝居を演じるのは大学生までだろうと思ったのです。
(って、本家キャラメルボックスはもっと上の人達ですが…まぁそれは例外で。)
といっても、私がやりたいと思ったのは主人公カブトの母親役なのですが。
所々に、銀河旋律で感じた様な『この台詞を言いたい!』と思わせる台詞が有るんですよね。
それは母親だけじゃなく、主要な役にはほとんど。
全体的に青臭くて、勢いが有って、やっぱり美しくて、きゅんとして。
やりたいと思うだけの、引き込まれ方をしました。
好きな話です。

でも、そこはかとなく勢いでごまかされているなぁと感じてしまうのでした。
これ必要だったの?という物の一番がナツヤスミ語辞典。
タイトルもそれにあわせて、なんでこのタイトルかなぁと思わせます。
ばーっと勢いに任せて、芝居を見ていたら聞き流してしまうだろうけど、
所々「?」となる台詞もたくさん。
粗探しをせずに、一読した感想がこれなので
果たして精読したらどうなることやら…。
そして、演じているのを見たらまた色んな感想をもつことでしょう。
また再演しないかな。
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観劇記録、 読書記録。 イラストはhttp://pixiv.me/u_g_nosuke見てください。
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