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遅筆ですが、また書きます。
今回は4月15日に見た荒野の密室の「海戦」について書きます。

荒野の密室というのはユニット名らしく、普段は劇団しどろもどろという人達です。
私が唯一名前で見る劇団だったりします。
私が行っている大学の学生劇団なのですが、いつもいつも魅せてくれます。
今回は、私のサークルの同輩が照明兼役者で出るとの事で、それも踏まえて楽しみにしてました。


まずは劇場…ですが。
学校の学食の一つの入り口でやってました。
入ると下がる階段が有って、少しスペースが有って、上がる階段。
の少しのスペースと奥に見える上がる階段が舞台で、手前の下がる階段が客席です。
舞台も客席も、横幅は人が立って5~6人、座って4~5人というスペース…とにかく狭い。
一応座布団が借りられましたが階段に座るとなると、なかなか辛いものです。
結局2時間ない程度の芝居だったのですが、見終わる頃には足の感覚が麻痺しかけてました。
割と人は入っていたので(うち1/3はうちのサークル員)、人との間隔は狭く
まぁ仕方ないと言えば仕方ないのかもしれません。

で、もうすぐに目に入ってくる舞台装置ですがほとんどないです。
照明も前当てと、他2灯とかなので、もう舞台上のものは最低限でした。
でっかい細身の二等辺三角形の角材の中央部に、厚ベニが貼ってあるものと和太鼓。
厚ベニには黒く塗られた便器が蓋をこっちに向けてついており、その上には何か蛇腹の銀のホース。
一見しただけでは何の意味があるか分からないものですが、
なんだかシンプルで無骨で目を引きます。

そんな訳なので、照明もかなりシンプル。
真っ赤と真緑と白。
足元に照明器具を置いていたので、人が前をとおるたびにまた色が変わって面白かったです。
ただどうにも目が痛くて困りました。

音響はないに等しかったですね。
太鼓の生音と、後はSE位で。
この太鼓の音がまた五月蝿くて耳が痛いんですよ。
でもなんか良い。

衣装もシンプル。
マリンボーダーで、黒いズボンで、足袋靴で、白い帽子。

いつもはオリジナルをやっている劇団さんですが、今回は既存の戯曲だそうでした。
ドイツの脚本家(小説家?)でゲーリングと言う人の「海戦」というものです。
話を見ていくと、どうも場所が軍艦で便器は砲弾を入れる穴、ホースが弾頭らしい。
太鼓は戦いのリズムを刻みます。
内容はずっと戦う為に海にいるが、敵にずっと遭わずにいる軍艦の船員達の話。
役者は7人(うち一人はエキストラ)で皆海兵です。
だんだん狂っていくのか、既に狂っているのか、それともそれこそが普通なのか?
最後にやっと敵に遭遇し、戦いを繰り広げる様は狂喜している様でした。
とにかく役者の熱演というか、熱に浮かされる様を見るモノだと私は感じました。

観客にかなり集中をしいる類の芝居で、
結局難しいのか、意味不明なのか、意味がないのか…という感じでした。
でも確かにかなり面白かったです。
見終わった後の疲労感と、満足感と、一抹の悔しさが溜まりません。
パワーを見せ付けられ、ぶつけられました。
いつもここの芝居は、芝居をやりたくさせます。

これで無料カンパ制なんだもんなぁ、いいもん見ました。
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